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2005年7月1日〜7月5日 和気湯滞在   “柴犬 ロッコ 初めての和気湯”
 
 横浜を出発して28時間後の午後3時00分、ついに高速道路(九州自動車道)を降りる。
鹿児島空港ICを出て、ガソリンを満タンに・・・。15分走ると目的地の「和気湯」に到着する。
 「和気湯」とは、渓谷の行き止まりにある一軒家が所有している自然のままの野湯、けっして営業している宿? 温泉ではない。その露天風呂は「和気湯」と命名されており、マスコミ等で報道されるうちに・・・・・・・温泉マニアが全国から来て、勝手?に入ってもらってる状態である。
 ここが、ロッコ母のお姉さんの家なんだ。気の良い夫婦?が自分ちの風呂を快く開放してるんでござる。
 泉質は、炭酸水素塩泉(含土類重曹泉)で pH=6.2 自然に地下水と混ざってるので、泉温39〜40℃と温めであるが、親爺にはちょうど好い湯加減らしい。
 普通の家のお風呂8〜10個分くらいの大きさ(約240cmタテ×200cmヨコ×65cmフカサ)である。
約40分で、自然とお湯がいっぱいになる。計算すると約80リットル/分ということかな?
            どこから出てくるのか?底の石の隙間などから湧き出しているみたい。
 初めて露天風呂を目の当たりにして、興味津々のロッコは身を乗り出して覗き込む。
最近は訪問者が増えて、バーベキューをしたり、深夜に訪れて騒いだりという輩もいるそうで、せっかくの善意を無にされた所有者は嘆いていた。日没後の訪問は控えて欲しいものですね。
河原の脇ではあるが、個人の敷地であり公の風呂でもないので、あくまでも自己責任で利用してもらいたいものである。
 川には、合鴨が住み着いている。
 だが、ロッコの興味は、さにあらず!
 この清流も、ひとたび豪雨ともなると、流れが一変する。 昔はもっと大きな石が・・・
 川の脇に少し広場?がある。
でも休日ともなると、いろんな人達がやって来て・・・・ゴミも・・・・人の善い義兄も、ついに「私有地だぞ!」という看板を立てたみたいだね。
 みんなできれいにして使うと気持ちいいよ!せっかく善意で一般開放してるんだから・・・
 この野湯(露天風呂)は、奈良時代の官人で、道鏡との政争に敗れて、 鹿児島に流された“和気清麻呂”が、腰掛けたと伝えられる岩の前に湧いて、日本で一番古い露天風呂とも言われているが・・・。
 坂本龍馬が新婚旅行で訪れたとの話もあり、龍馬ファンが来るそうな。
 毎朝、ロッコ母の姉さんが掃除してるんだけど、きょうは朝6時より、親爺と掃除した。慣れないことすると疲れるよ。だいぶ綺麗になったよ、もうこれくらいでいいんじゃない? 閉鎖的な場所が嫌いなのよ、ロッコは・・・  さあ、早く栓をしてお湯を貯めなくちゃね。ちなみに、土日には和気湯ファン?の人が、朝早く車で約1時間くらいかけて掃除に来るんだって。感心な人もいるんだね。
 ちゃんと、掃除のマイ道具も持ってきて置いてるんだってさ。エライ!
ロッコは一日中、リードなし。
三日も居れば慣れたもんさ・・・
周囲の心配をよそに・・・。
 風呂番?をしながら、こっそり聞き耳を立てて、うんうんと頷く「ロッコ」
 湯かげん?どうかな?
 きょうも、遠い所から露天風呂に来ていた。東京の墨田区に住んでるというひとり旅の若い男は、足立ナンバーの車で来てた。  もう一人の中年の男は以前、横浜のたまプラーザに住んでた・・・という話をしていた。右は、露天風呂脇でのんびりくつろぐ私、ちょっぴり横浜を思い出しているんだ。

 朝6時に爽快なお目覚め。早速、朝の散歩へ、
 周囲の風景が刻々と変化する中を、ロッコはいつもの元気を取り戻して走る走る。
 川沿いに上流へ、約700m進むと、なにやら目の前が明るくなり、滝が現れる。
 ロッコ!それ以上先に行ったら危ないよ!
   止まれ!マテー!
 21世紀に残したい新鹿児島百景の一位に選ばれた「犬飼の滝」高さ36mに到着で行き止まり。