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前月へ 昭和17年 6月 (1942年) 次月へ
青い文字はクリックできます。関係写真等は後日整理してアップ予定です。
献立については判読に時間を要するため、後日整理でき次第アップします。  単位:円
摘   要 費目 支拂
金額
献 立 主婦日誌 管理人コメント&世相
6 1       朝:
昼:    以下  未整理
夜:
伸ちゃんが日増しに伸びる。
隣組から(二円)と堂園様(ユダレ掛)
           からお祝が来てゐた。
伸子に味噌汁をお箸ですすらせる。
夜になって異様に泣き出した。
       鼻がつまったらしい。心配した。
全国一斉に
  乳幼児の体力検査実施
  2 米 14kg
味噌
良母湯
調
調
4.38
0.45
1.00
朝:
昼:
夜:
   
  3       朝:
昼:
夜:
宿直。
腹痛でなやむ。
婦人簡易服装研究会が発足
  4       朝:
昼:
夜:
欠勤。
一日中雨。
ミッドウェー作戦
  主力の南雲部隊を
         米艦隊発見
  5       朝:
昼:
夜:
男の節句。綾子がチマキを
    持って来てくれておいしかった。
が久方振り便りをくれた。
  白ズックを南方から持って来たらしい。
田中君宅に学校一同御祝ひに行く。
綾子(17歳)従姉妹
    :現在、鹿児島在住
ミッドウェー海戦で
  空母4隻などを失う惨敗
          6/5〜6/10
  6 副食物費 0.60 朝:
昼:
夜:
雨が大降り。つづくのでオシメがかはかない。
本寺がチマキをくれた。
義季様からお祝が送って来た。
日本放送協会
 「戦時生活相談」放送開始
  7 在郷軍人入会金
在郷軍人手帳

1.00
0.13
朝:
昼:
夜:
伸子がだんだん太くなる。
     足等大分太った様で、うれしい。
「黙呼演習」に朝から四時まで。
←在郷軍人:予備役兵?
  8 散髪 0.35 朝:
昼:
夜:
おばあさんがお祝に来られる。
夕方、中村様。
緊急常会、内村様にて(市議候補者**)。
おばあさん(70歳)
     :蒲生のマツさん
  9       朝:
昼:
夜:
伸子の顔に蚊が食ったのか赤くなってゐた。
だいて汁を飲ます。
 その顔といったらたまらぬ、実にたまらぬ。
有村様、筍、メリケン粉。
夫の筆跡?
     非常に子煩悩?
  10       朝:
昼:
夜:
  ミッドウェーで
   米空母2隻撃沈
        と大本営発表
  11       朝:
昼:
夜:
入梅。
伸子の鼻が夕方から詰ったらしい。
鹿児島の入梅は早い!
  12       朝:
昼:
夜:
雨でおしめがかわかぬ、火にあぶる。 理研が前線兵士を
 悩ませる南京虫の
   特効薬を開発と新聞に
  13       朝:
昼:
夜:
伸ちゃんが夜ねないで困る。だいてゐる。
一*休んでしまったが、
 明日が休みなのでおそくまで起きてゐる。
*は判読不明文字です。
  14 町会衛生費
婦人会費
おしめ袋
タバコ



0.20
0.10
4.85
0.10
朝:
昼:
夜:
秀子様、長男御誕生”
雨である。母と妹と町に出る。
 伸子のオシメ入れを買ふ。お母さんから
 帽子(2.50)と着物地(7.00)を買って貰った。
一日中雨で家にゐて伸子を見て暮らす。
昼中はちっとも泣かず休んでゐる。
東京から送物が届く、
 に・・・下駄。シヅ・・・オビシメ、ワカメ等。
 伸子・・・布。         御礼状を出す。
東京から?
東京に夫の兄が二人いた。
 
  15 タバコ 0.10 朝:
昼:
夜:
伸子は元気。よくねむってゐる。
若松女の子が生まれた由、
              より便りあり。
作業訓練と子供バレーで七時半まで。
女の子:セツ子(福岡在住)
:太田静夫
  16 タバコ 0.10 朝:
昼:
夜:
   
  17 タバコ 0.10 朝:
昼:
夜:
伸子が、だけ そして歩けと泣く。
       かはいいが困ったもんだ。
←だけ:抱け
 かはいい:可愛い
  18       朝:
昼:
夜:
カナリヤが美しい卵を生む、
          早速籠に入れて置く。
一男が腹が痛いらしい。
山鹿様 御祝に来らる。
東京で
 窓ガラス補強を
  点検する防空検査実施
  19       朝:
昼:
夜:
近頃つかれてゐることをつくづく思ふ。
カナリヤが卵を又生んでゐたのに
   どうしたのかわれてゐてくやしかった。
伸子はすやすやねむってゐる。
 后十一時である。
貯蓄強調週間始まる
    目標額は230億円
  20 ケーキ皿 2枚
フルーツ皿 8枚
グラス小鉢 2コ
風呂敷 9枚
風呂敷 3枚
箱代
かつをぶし
ケーキ皿 2枚
タバコ
婦人之友 振込一年分
新聞代
化粧水











1.10
2.00
0.68
9.45
4.74
0.84
1.83
1.10
0.28
5.00
1.20
0.71
朝:
昼:
夜:
自顕流打合せ、
    后五時―八時。
家計簿を見ると
 誕生祝いのお返しで
       忙しそうです。
  21 タバコ 0.20 朝:
昼:
夜:
とお返し品物を買ひに山形屋に行く。
伸子が冷えてゐるとシヅ子
    心配してゐたが大したこともなし。
    湯タンポを入れてやる。
夜、稲村が西瓜とメリケン粉を持って来る。
忙しいめだ。 困ったもんだ。
山形屋:鹿児島のデパート
   宝暦元年(1751年)創業
  22       朝:
昼:
夜:
早起会。 朝から声を出せる。
小運動会、三九・三三で勝ってゐる最中、
  知事から**予行演習に来るとの由、
  運動会中止して昼食もせず二時まで。
二中父兄会、お金一円出してかへる。
大場、吉屋さんが布を祝に来る。吉満様―。

小運動会中止?
  **は侍従らしいが
  内容を理解できず・・・
  23 主人控除
主婦国民貯金
生命保険
主人国民貯金



4.36
1.50
12.88
1.50
朝:
昼:
夜:
伸子三十二日目、体重ハイクラカ?
  一男(九、四〇)  利夫(九、八〇)
  光子(九、九五)  (九、九〇)
  シヅ(九、三〇)  正九(九、五〇)
生後一ヶ月の
     体重当てクイズ?
  24 砂糖


醤油
マッチ
マッチ
ガラス瓶
白ばら洗粉
歯磨粉
シャンプー
調
調
調
調
調
調



0.94
0.03
2.19
0.53
0.20
0.49
2.00
0.31
0.53
0.24
朝:
昼:
夜:
一等、正九  二等、一男  三等、シヅ
四等、利夫  五等、   六等、光子


生後三十二日目
     体重九百五〇匁
     身長五〇糎
夫が大当たりらしい


一貫=千匁=3.75kgなので
九百五〇匁は 3、560g
  25 タバコ 0.10 朝:
昼:
夜:
朝来の雨もやんで来た。「初詣り」である。
稲荷神社
  一生まめな様に御祈り申上げたらしい。
つかれたのかよーくねむってゐる。
稲荷神社
 清水中学校の近くにある。
  26       朝:
昼:
夜:
夜来の雨が止んだ。 姉宅に行く。
水口先生への香典二円を返す。
伸子が元気だ。
義季様から便りあり、勲七等黄菊章
              勲八等白菊章。
義季:夫の兄
    日中戦争?で
    銃弾を受けて負傷
    身障者になる。
  27       朝:
昼:
夜:
又、今日も雨である。 オシメが乾かぬ。
「母ゝ会」 
若松へ御祝、
      義季、久喜へ御返しの包を作る。
義季、久喜:夫の兄
      当時、東京在住
  28       朝:
昼:
夜:
カンナンチクと**ロをと植へ替えた。
伸子はいっかう休まない、
       だけといふ、だくと歩けといふ。
最近にない美味しいアメを食った。
夜、いい音楽があった。うれしかった。
嗜好品も少ない
娯楽も少ない時代?
  29 小包送料
散髪

0.45
0.35
朝:
昼:
夜:
降るもんだ。今日で何日降るだろうか、
  もうこりごりだが自然の理法であれば
  致方あるまい。これで田植完了すると
  思へば苦情も言へない。
伸子はあまへ出して困る。   散髪。
瓦斯超過使用の
    飲食店などに
        無期供給停止
  30       朝:
昼:
夜:
保険料払込、十二、八八*。
義季、久喜へ御返し。 静夫へ御祝*送。
電燈が消えた、くらくて困る。
静夫:夫の兄(若松市)
燈火管制か?ただの停電?
この時点での世帯構成




本人
長女
45才
16才
13才
11才
27才
21才
0才
     
   
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